2010-09-29 待ち行列理論(その 4) 数学・OR 型待ち行列(続き) さて、 とわかったところで を求めてみましょう。そのために一つ公式を用意しておきます。 のとき の両辺を について微分して 故に ゆえに さて、今度は待ち時間ですが、 は、客が到着してからサービスを受け始めるまでの時間であり、この間に到着する客の平均数は です。そして、待ち行列が平衡状態にあるとき、これが に等しいと考えられるので が成り立ちます。これをリトルの公式と言います。この公式から とわかります。 と についても同じようにリトルの公式 が成り立つので 以上が 型待ち行列の基本公式となります。