2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

素数が無限個あることの証明

今回は、ちょっと(?)変わった方法で、素数が無限個あることを証明してみます。 (正の)素数の全体を と表すことにしておきます。 整数の全体 に、次のようにして開集合系を定めます。 が開集合であるとは、 が空集合であるか、または、 が空集合でない場合は…

proof.sty

で記号論理の証明図を書ける proof.sty なるファイルがあることを知り、早速ダウンロード。 しかし、証明図を \infer 木に変換するのはかなり面倒かも。UNIX の X Window system 上で動く xpe(X window system Proof Editor) なるツールはあるらしいが… Wind…

エルデシュは天書の夢を見たか

天書の証明作者: M.アイグナー,G.M.ツィーグラー,Martin Aigner,G¨unter M. Ziegler,蟹江幸博出版社/メーカー: シュプリンガー・フェアラーク東京発売日: 2002/12メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (7件) を見る 原題は "Proofs for THE …

先日のお買い物

Classical Topology and Combinatorial Group Theory (Graduate Texts in Mathematics)作者: John Stillwell出版社/メーカー: Springer発売日: 1995/08/04メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るLectures on the Hyperreals: An Introduct…

分数回の微積分 !?(後編)

Riemann-Liouville 微分作用素 前回定義した Riemann-Liouville 積分作用素は、ある種の積分方程式を考える上で現れたものです。そこで、その積分方程式を解く意味で、Riemann-Liouville 積分作用素の逆作用素を考える必要があります。 とします。このとき、…

分数回の微積分 !?(前編)

今回は、分数回の微積分と呼ぶにふさわしい作用素を紹介します。 使用する函数空間 とします。そして、今後使用する二つの函数空間を定義しておきます。 (1) であるとは、任意の に対し が成り立つこととします。 (2) なる任意の に対して、 上絶対連続とな…