2007-12-23 Lebesgue - Stieltjes 測度と Radon - Nikodym 微分(その 7) 数学・解析 長らく補題 3 の証明を放ってしまっていたので、ぼちぼちやります。 補題 3 の証明(前半) とおき、 は となるものを一つ固定しておく。そして として、 は となるものを一つ取る。 このような操作を続けて として、 を となるように(可能であれば)取る。 この操作は途中で終わるか、無限に続くかである。このようにして を定める。このようにして得られた に対して、 となれば、明らかに補題の不等式は成り立つ。従って を考える。この場合に補題を証明するため、 と中心を同じくして、半径が 5 倍になった球 を考えるとき を示そう。(続く)