I 進位相

A を可換環とし、I をそのイデアルとするとき、\{I^r\}_{r=1,2,\dots} を 0 の基本近傍系とする位相が定まり、A はこの位相に関して、和・積ともに連続となる(位相環)。この位相のことを A の I 進位相という。また、M を A 加群とするとき、\{I^r M\}_{r=1,2,\dots} を 0 の基本近傍系とする線型位相は和とスカラー倍を連続にする。これを M の I 進位相という。

有名なものは \mathbb{Z} の素イデアル (p) (p は素数)に関するもので、特に p 進位相と言われ \mathbb{Z}_p で表す。

(前半部は松村「可換環論」より抜粋)