さて、単調増加関数 から作られる Lebesgue - Stieltjes 測度 が Lebesgue 測度 に関して絶対連続であるとします。このとき
が成り立つので は 上連続となる*1ことに注意します。
一方、Radon - Nikodym の定理により
となる Borel 可測関数 が存在します。特に に対して
が成り立ちます。
実は、 に対してこのような関数 が存在するための必要十分条件があるのですが、次回、その必要十分条件についてお話したいと思います。
*1: は単調増加だから、必然的に となる。