Lebesgue - Stieltjes 積分(その 11)

絶対連続関数

区間 I\subset\mathbb{R} で定義されている関数 g(x) が以下の条件を満たすとき、g絶対連続であると言います。

任意の a,b\in I,a<b と任意の \varepsilon>0 に対して適当な \delta>0 が存在し
a\leq x_1\leq x_2\leq\dots\leq x_{2n-1}\leq x_{2n}\leq b
であるような x_1,x_2,\dots,x_{2n-1},x_{2n}
(x_2-x_1)+\dots+(x_{2n}-x_{2n-1})<\delta
を満たすものに対して、常に
|g(x_2)-g(x_1)|+\dots+|g(x_{2n})-g(g_{2n-1})|\leq\varepsilon
が成り立つ。

この条件で n=1 としたものは、ちょうど一様連続性の条件になっています。よって、絶対連続性は一様連続性よりも、従って連続性よりも強い条件になっています。