2007-08-25 Radon - Nikodym 微分(その 8) 数学・解析 Radon - Nikodym の定理の証明(その 3) 前回定義した が求めるものであることを示します。 を有理数で なるものとし、 を細分して とします。このとき ならば が成り立ちます。故に です。また も成り立ちます。従って となります。 ここで として について両辺を加えると となります。ただし です。 とすることで が得られます。 とすれば となります。 かつ ならば なので となり、 が求めるものであることが示されました。特に とすると なので、 は積分可能です。 (続く)