さて話を R = K[t] に戻して、R 加群 の有限表示を考えます。
を
で定義します。このとき は が n 次の多項式、すなわち 0 でないので単射、また は全射です。 も容易にわかります。後は を示せば
は完全列となり、 の有限表示を得ます。そこで
は準同型定理からすぐにわかるので
を示すことにします。そうすれば を示すことが出来ます。完全列
を考えると、これまでの議論によって です。
今、K を代数閉体とします。このとき、K[t]-加群 M に対して
を示すことが出来れば良いことがわかります。(続く)