2010-11-20 自然数から整数へ、そして有理数へ(その 3) 数学・基礎論 群 を単位半群(モノイド)とし、 を単位元とします。もし、次の法則が成り立つならば、 は群であると言います。 任意の に対し、 によって定まる の元 があって を満たす。 を の逆元と言います。 全変換半群と対称群 を集合とするとき、 から自身への写像の全体 のことを とも表します。 には写像の合成によって演算が定義され、これについて は単位半群になります(単位元は恒等写像)。 は全変換半群と呼ばれます。特に の部分集合で、全単射だけを集めたものを で表します。これは群になりますが、 上の対称群と呼ばれます。