2010-11-19 自然数から整数へ、そして有理数へ(その 2) 数学・基礎論 結合則と可換性、単位元 を代数系とし、 とします。また、 を と書きます。 が任意の について成り立つとき、この代数系は について結合的であると言います。特に が について結合的であるとき、 は について半群であると言います。 が任意の について成り立つとき、この代数系は について可換であると言います。半群 が について可換なとき、まとめて可換半群と言います。 は、それぞれの演算に関して可換半群です。さらに、 で となる が存在するとき、この を についての単位元と言います。 は、それぞれ 0 , 1 を単位元に持ちます。単位元を持つ半群を単位半群、もしくはモノイドと言います。 はいずれも可換モノイドです。