クラスの直積と関係
クラス A , B が与えられたとき
を A と B の直積と言います。特に集合 u と v の直積 は集合 の部分クラスなので集合になります。
3 個以上のクラスの直積は
で帰納的に定義します。
の部分クラスのことを、A , B 上の関係*1と言い、また の部分クラスのことを、A 上の関係 と呼びます。例えば
は対角線クラスと呼ばれ、A 上の相等関係に他なりません。V 上の関係のことを単に「関係」と呼ぶこともあります。
クラス A (関係である必要はない)に対し、 を A の定義域、 を A の値クラスと呼びます。
R が関係のとき、 を R の逆関係と呼び、また
を R の A への制限と言います。
*1:むしろ「A から B への対応」と呼びたいところですが。