ε - δ 論法(その 1)

皆さんは高校のとき、「極限」をどのように習ったでしょうか。おそらく

数列 \{a_n\} が、n を大きくしたとき限りなく a に近づくとき、\lim_{n\to\infty}a_n=a と表す

みたいな感じで習ったと思います。しかし

限りなく a に近づく

とはどういうことなのでしょうか。次の数列を考えてみてください。
a_n=\left\{\begin{array}1/n & (n\ne 10^m)\\1 & (n=10^m)\end{array}\right.
この数列は、ある数に限りなく近づくのでしょうか。それとも、そうではないのでしょうか。