2007-10-12 Lebesgue - Stieltjes 積分(その 15) 数学・解析 特異な連続単調増加関数の例 とし、自然数 に対して と定義します。このとき、各 において と定義します。これはカントール関数(Cantor function)と呼ばれ、カントール集合の上でしか値の増加が起こらない単調増加関数です。しかも、この関数は連続になります。 カントール集合 は Lebesgue 測度が 0 であることが知られています。一方で であることから、 は Lebesgue 測度に関して特異な連続単調増加関数と分かります。