単調増加関数に関する Lebesgue - Stieltjes 測度
を区間とし、 上で単調増加する関数 を与えます。このとき、 に対して、開区間 の測度を
と定めます。そして に対して、 を に含まれる高々加算個の開区間で覆います。
このとき
として、可能な被覆 に関する の下限を と定めます。この は、 の部分集合に対して Carathéodory の外測度となります。そこで、 可測な集合、すなわち、任意の に対して
を満たす のことを、 可測であると言います。
可測な集合の全体 は 上の 集合体となるので
は可測空間 上の測度となります。このようにしてできた 上の測度を Lebesgue - Stieltjes 測度と言います。