2006-12-24 集合論の公理系(その 9) 数学・基礎論 どうも。仕事が忙しいのでまたまたご無沙汰してしまいました。ここからは、再び公理系の紹介に戻ります。 無限公理 無限公理 この a は を要素として含み、そのことから を要素として含みます。そして、そのことから を要素として含み…というように、無限*1の要素を含んでいます。この公理は、そのように「限りなく多くの元を要素に持つ集合」の存在を主張するものです。 *1:無限と言っても、これは私たちが感覚として持っている無限であり、集合の濃度の意味での無限かどうかは改めて論議を必要とします。