黄金比と言うものを聞いた事がありますでしょうか。一辺の長さが 1 の正五角形の、対角線の長さのことです。この長さは で与えられます。ここで について
が成り立つことを用いて少し計算してみます。例によって、三倍角の公式などは覚えませんので
なので
となり、
両辺を 2 倍して を代入すると
と、x についての方程式が得られます。これは左辺が因数分解できて
となりますが、x = 2 ならば と言うことですから、これはありえません。従って x は二次方程式
の正の解であり、実際に計算すれば とわかります。(続く)