先日は、群の表現論との関係で、行列のジョルダン標準形の話をしました。今回は、係数体の範囲を実数に限定するとどうなるか、というお話をします。
全く同じ要領で、
(ただし 、、)
と直和分解することがわかります。しかし、今度は
がこれ以上直和分解しないため、複素係数の場合よりも話がややこしくなります。
まず、 と変形します。ここで
です。そうすると
となります。この の基底をうまく取って、t の作用を何か「標準的な」行列で表せないか考えてみます。(続く)
先日は、群の表現論との関係で、行列のジョルダン標準形の話をしました。今回は、係数体の範囲を実数に限定するとどうなるか、というお話をします。
全く同じ要領で、
(ただし 、、)
と直和分解することがわかります。しかし、今度は
がこれ以上直和分解しないため、複素係数の場合よりも話がややこしくなります。
まず、 と変形します。ここで
です。そうすると
となります。この の基底をうまく取って、t の作用を何か「標準的な」行列で表せないか考えてみます。(続く)