1 + 1 は何故 2 か

"1 + 1 = 2" という事実を、私達は、さも当たり前のように考えています。しかし、「どうして ?」と聞かれると、多分答えられる人は少ないでしょう。
一つの見方として、"1 + 1 = 2" は "2" の定義である、という考え方があります。以下順次
2 + 1 = 3 , 3 + 1 = 4 , 4 + 1 = 5 , …
という風に 3 , 4 , 5 , … を定義していく、と考えるのです。*1こう考えると
\begin{align}2+2&=2+(1+1)\\&=(2+1)+1\\&=3+1\\&=4\end{align}
というように自然数同士の足し算ができ、しかも、それは私達が既に知っている結果にちゃんと一致します。

*1:このような考え方は、公理的集合論に基づいたものです。