2006-08-08 グラフと一筆書き(その 2) 離散数学 頂点の次数と握手補題 グラフ の各頂点 に対して、その次数を と定義します。要するに、v から伸びる辺の数なのですが、ループに関しては二重にカウントすることに注意してください。 なる頂点を孤立点、 なる頂点を端点と言います。 頂点の次数に関して、握手補題と言われる、次の命題が成り立ちます。 握手補題 この命題は直観的に明らかなので、証明はしません。この補題を使うと、次数が奇数である頂点は(0 個の場合も含めて)ちょうど偶数個だけあることが分かります。